家の光協会

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地上

2024年10月号

618円(税込み)

2024年9月1日発売

IENOHIKARI

特集

持続的に取り込めるか?

インバウンド需要

コロナ禍で一時0%近くまで落ち込んだ訪日外国人旅行者の数は、円安の影響もあり、急速に回復しています。海外では、「アグリツーリズム」をはじめ、農業と観光とを組み合わせた産業が成長中。人口減少により国内の胃袋が小さくなるなか、今後の経営を考えると、インバウンド需要への対応は見逃せない商機といえるでしょう。そこで、インバウンドにまつわる数字や有識者・実践者の言葉をひもとき、地域にも経営にも持続的に生かす方法を探ります。

◎地域全体で成長すれば、みんなで恩恵を受けられる市場
㈱やまとごころ代表取締役 インバウンド戦略アドバイザー 村山慶輔さん
◎こうして外国人観光客を受け入れています
フルトリエ中村果樹園 中村美紗さん
農家の宿 星雪館 門脇富士美さん
◎コラム 禁止ではなく協力を求める観光客参画型の対策を
㈱日本総合研究所調査部主任研究員 高坂晶子さん
◎観光客が訪れることで地域が持続する仕組み
㈱北海道宝島旅行者代表取締役社長 鈴木宏一郎さん

特別企画

都市農業の役割を再考する
大消費地で農業をするわたしたちの実践

営農する場所が違えば、生産する農畜産物も、農家の役割も違ってきます。では、大消費地である東京都内で農業をしている人たちは、どんな農業を営み、どんな役割を発揮しているのでしょうか。JA東京青壮年組織協議会の役員による座談会と都内JA青年組織による取り組み事例をとおして考えます。

◎PART1 JA東京青壮年組織協議会 座談会
これからも東京農業を盛り上げていくために
◎PART2 農業への理解促進、消費者との交流、環境保全、防災……
わたしたちの実践 都内JA青年組織の取り組み

現場発! 盟You伝

八王子に新たな特産品を!
パッションフルーツ栽培に懸ける情熱

東京都JA八王子青壮年部
東京都の農業生産の約一割を担う八王子市で、近年、パッションフルーツの栽培が広まっている。その中心となっているJA八王子青壮年部のメンバーたちに、特産化にたいする思いを聞きました。

DREAM MAKER ~明日をつくる農業者~「芯の強さ」

神奈川県川崎市 JAセレサ川崎青壮年部柿生支部 市川 悟さん
父親が他界したことを契機に、23歳で就農した。「おかしいと思ったらだまっていられない」と語るとおり、素直な性格が人を引きつける。父親を意識しながらも、自分の道を進もうとしている市川さん。その半生を追いました。24ページから。