家の光協会

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地上

2024年9月号

618円(税込み)

2024年8月1日発売

IENOHIKARI

特集

いま、そこに危機はあるのか?

ニッポンの社会と経済の課題

農業や農政を学ぶとき、日本の社会や経済がどうなっているかを把握しておくことが重要です。しかし情報過多のいま、いったいなにを知っておくべきなのか、すぐに判断ができなくなっています。そこで日本の社会や経済の現状、そして課題などを、各分野の識者にわかりやすく解説してもらいました。

◎能登半島地震からみえてきた「地方のライフライン整備」という課題
宮島昌克さん(工学博士/ライフライン防災総研)
◎食料安全保障意識の高まりからみえてきた「栄養バランスの維持」という課題
武見ゆかりさん(女子栄養大学副学長/一般社団法人日本健康教育学会理事長)
◎日本経済の現状からみえてきた「財政・金融政策のあり方」という課題
飯田泰之さん(明治大学教授)

特別企画

不安定な時代だからこそ
CSAという潮流

コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻を経て、ますます混迷を深める世界情勢のなか、食料の安定供給が当たり前のことではないと、日常的に感じる機会は増えてきています。そこで光を当てたいのが、「地域支援型農業」と和訳されることの多いCSAです。基本的な概念を押さえながら、その考えや仕組みをとり入れた複数の事例を紹介し、潮流を追いかけます。

〔Introduction〕生産者と消費者の対等な関係の上に
唐崎卓也さん(流通経済大学法学部自治行政学科教授)
〔Csse1〕思いある人を集める場として
徳島県小松島市 JA東とくしま「地域支援型農業推進協議会」
〔Case2〕余白が育てる自由な発想
東京都千代田区㈱4Nature「CSA LOOP」
〔Case3〕わたしたちが望むよりよいほうに
北海道長沼町 メノビレッジ長沼

現場発! 盟You伝

子どもの興味を育もう
スポーツ×食農教育

石川県JA松任青年部松南支部
農作業とスポーツを体験できる「べジスポ」と名づけたイベントが、コロナ禍で始まりました。青年部が地域の小学校のスポーツ少年団と連携し、青年組織活動の活性化や、盟友の拡大をめざしている事例です。

DREAM MAKER ~明日をつくる農業者~「真逆を行く」

岩手県紫波町 JAいわて中央青年部 高橋徹さん
25歳で親元就農する以前から、4HクラブやJA青年組織の活動に積極的に参加していた高橋さん。研修や視察に臨み、見聞を広げてきたそうです。そこで得た体験を糧に、いま、独自の道を進んでいます。