家の光協会

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地上

2025年4月号

680円(税込み)

2025年3月1日発売

IENOHIKARI

特集

組織・経営基盤強化のために
あのJAはここに力を入れています

第30回JA全国大会決議では、JAグループの存在意義を発揮するため、5つの取り組み戦略を提起しました。そのうち2つに挙げられたのが、「組織基盤強化戦略(JA仲間づくり戦略)」と「経営基盤強化戦略」です。これらに一体的に取り組むことが、組合員・地域社会への持続的な価値提供を支えることにつながります。それでは、組織・経営基盤強化に貢献する取り組みとは、具体的にどのようなものでしょうか。5つのJAの実践をとおしてみえてきたのは、「先行するJA組織や熱意ある職員との出会い」というカギでした。

◎JA山口県は事業承継対策に力を入れています
◎JA柳川は組合員大学に力を入れています
◎寄稿1 次世代リーダーを育む「はしご」
――JCA基礎研究部主任研究員 阿高あやさん
◎JA秋田しんせいは事業間連携に力を入れています
◎JAぎふはDX推進に力を入れています
◎JAグリーン近江は人材の育成に力を入れています
◎寄稿2 協同組合人としての職員育成
――JCA基礎研究部主任研究員 西井賢悟さん

特別企画

地域のために、活躍中! 若きアイデアで勝負する高校生たち

いま、教育現場では机の上や実習で学ぶだけでなく、みずから課題を見つけて、社会に必要とされる商品やサービスを生み出すという訓練が行われています。農業や地域の課題に挑むさまざまなコンテストや競技会は、まさにその成果を競うまたとない機会。そこで、それぞれの分野で頂点に輝いた高校生たちの粒ぞろいのアイデアを紹介します。

〔CASE1〕先人に学ぶ姿勢と柔軟な発想が日本の米作りの概念を変える!?
――宮城県農業高等学校「チーム温故知新」
〔特別ルポ〕高校生ビジコン優勝者の今を追う 都市と地方、人と人をつなぎ、被災地移住のロールモデルに
――余田大輝さん
〔CASE2〕「自助」と「共助」をベースに、地域に広げる助け合いの輪
――山形県立置賜農業高等学校「置賜食愛プロジェクト」
〔CASE3〕肥育コストの削減に挑戦し、「広島和牛」の名を全国区に
――広島県立西条農業高等学校 畜産科
〔CASE4〕地域の魅力を詰め込んだ料理で日本じゅうに元気を届ける
――新潟県立佐渡総合高等学校 総合学科 農産・加工系列


別冊付録

協同組合「超」入門

「国際協同組合年」を入り口に、国際的に協同組合の認知を高めることが求められるほど、なぜ協同組合が注目されているのかを明らかにしたのち、改めて協同組合・JAの役割や存在意識について、図解を交え、わかりやすく解説します。

<第1章>
〔解説〕世界がいま、「協同組合」に注目しているってほんと?
なぜ、2025年が「国際協同組合年」?
SDGsに協同組合が果たす役割
<第2章>
〔Q&A〕知っておきたい「協同組合」きほんの「き」
協同組合ってどういうことを一番の目的にした組織なの?
協同組合の運営の特徴は?
協同組合はいつ、どこで誕生したの?
日本には協同組合の組合員がどれくらいいるの?
協同組合の定義や価値などについて国際的な共通認識が採択されたのはいつ?
<第3章>
〔解説〕持続可能な地域社会づくりに貢献するJAの事業や活動
持続的な食料生産・供給・消費
安心して暮らし続けられる地域づくり
所得・雇用の確保/産業の維持・創出
健康や福祉、文化の向上
多様性の確保
協同組合らしい教育・情報発信
<おわりに>
〔提言〕協同組合の魅力をもっとみんなに広めよう
基本法の改正やIYC2025を踏まえながら、協同組合、そしてJAの役割や価値を発信していこう

現場発! 盟You伝

食材提供のその先へ
“コラボ”が生み出す子ども食堂の可能性

静岡県JA遠州中央青年部委員会
コロナ禍をきっかけに全国的に広がった子ども食堂への食材提供。JA遠州中央青年部委員会でも、2021年度から管内3か所の子ども食堂に、食材配布をしています。そして24年度からは、子ども食堂の利用者を対象にした食農教育「農業体験とボッチャやろうぜ!」にも取り組み始めました。定着した活動をさらに発展させるアイデアの膨らませ方とはいかに。

DREAM MAKER ~明日をつくる農業者~「浪漫と逆算」

宮崎県日南市 JAみやざき はまゆう青年部 渡邉泰典さん
移住先で就農してから約10年が経過しました。一風変わった振る舞いは、遠い未来を見ているからこそ必然的に弾き出される渡邉さん。真剣におどけて、人を楽しませながら、自分自身もしっかり楽しんでいます。