家の光協会

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NEXT ISSUE

やさい畑
2024年6月号

2024年5月2日発売
定価:922円(税込)

特集 
暑さに打ち勝つ 生育診断と育てワザ

実験 
ナスの切り戻し効果測定

実験 
サツマイモのひと山丸ごと植え

実験 
大玉トマトの主枝1本VS2本仕立て

別冊付録 
病害虫撃退お助けブック

企画・タイトルは変更することがあります。

特集1

暑さに打ち勝つ 生育診断と育てワザ

2023年夏の暑さは異常でした。
読者のみなさんからは「暑くて野菜が育たなかった」という声が例年よりずっとたくさん寄せられています。
しかし実際には、人間が感じる暑さと植物が感じる暑さは異なります。
また生育不良の原因は暑さだけではなく、光・温度・水・風・作物生理が密接に関係しています。
この特集では「生育適温を超えたとき、野菜の体にはなにが起こるのか」を解き明かし、夏の厳しい気象条件からどう野菜を守ればいいのか、野菜ごとに解説します。

実験

ナスの切り戻し効果測定

ナス農家の間では、実を摘むごとに枝先を切り落とす「切り戻し収穫」が、良果をコンスタントに収穫する方法として定着しています。
一方、もう一つの方法として、夏に枝を一気に切り戻す「更新剪定」も広く普及しています。
今回はこの両方をガチンコで比較しました。
すると両者の間では、実のつき方や数、大きさに明確な違いが出ました。
家庭菜園ではどちらがいいのか、結果をもとに考察を深めます。

実験

サツマイモのひと山丸ごと植え

サツマイモは水はけのよい土を好むため、高い畝を立てます。
しかし高く長い畝を立てるのはひと苦労。
そこで畝ではなく、直径2m、高さ70㎝のお椀形の畝(山)をこしらえて植えてみました。
みごと、ほとんどの苗が収穫へとたどり着き、大小のイモがゴロゴロとれました。
畝より収穫が楽で、うんと省スペースでできる画期的な栽培法です。

実験

大玉トマトの主枝1本VS2本仕立て

大玉トマトは通常、わき芽をすべて摘み取り、主枝に順々に花房をつけていくのが栽培の常識とされています。
一方、中玉やミニでは複数の枝を伸ばして多収をねらうのが一般的です。
そこで、主枝の他にもう1本わき芽を伸ばして計2本で育てた株と、従来どおりの1本で育てた株で、収量を比較したところ、2本仕立てのメリットがはっきりしました。

別冊付録

病害虫撃退お助けブック

家庭菜園で問題になる害虫や病気。
その正体を知り、性質に合わせた対処方法をご紹介します。